護身術だけじゃない「太極拳」の動きで身体の使い方やバランスを養う!

12月4日に40年以上中国武術の経験をお持ちの遠山和秀先生が主催する太極拳の動きを元にしたセミナーに参加してきました!

太極拳といえば、武術だったり護身用というイメージが湧きますが、太極拳の動き一つ一つには人間の身体の動きを良くする効果があるのです。

今回は、遠山先生が太極拳を通して得られた【身体、頭脳、心の働きの生きたデータ】×【東洋哲学、東洋医学の叡智】 ×【最新の脳科学】 を体系化したセミナー内容を少し皆様にもご紹介していこうと思います。

太極拳の歴史

太極拳の起源には様々な説がありますが、「太極拳」という名称が定着したのは、1852年に中国河南省で発見され、後に『太極拳経』と呼ばれる文献が発見されてからといわれています。

太極拳の健康効果は古くから知られていたましたが、その習得は容易ではなく、万人向けと言えるものではなかったといわれています。

しかし、毛沢東の時代中国では、すぐに病気したり身体を壊すことが多く「東アジアの病人」といわれることがあったため、健康増進効果を残したままの簡易的太極拳を国民の運動として取り入れたことで効果があり、その後世界的にも広まったといわれています。

日本でいうなら朝のラジオ体操だと思っていただければイメージがつきやすいと思います!

太極拳のメリット

太極拳の一連の流れには、バランス感覚・身体の使い方・動き・コントロール・重心移動・関節に負担のない動きを養える効果があるとされています。

また、5分から10分ほどの中で行われる太極拳の動きは非常にスローでハードではないため老若男女取り入れることができ、特に高齢者には効果的です。

太極拳のメリット

・ストレス、不安、抑うつを減少

・意思決定、時間管理などの実行的認知機能を強化

・柔軟性、バランス、敏捷性の向上

・高齢者の筋力と筋肉の向上

・睡眠の質を高める

・免疫系を強化

・線維筋痛症、変形性関節症、リウマチ性関節炎、緊張性頭痛など症状の痛みを緩和

太極拳と脳科学との関係性

太極拳の動きと脳の関係性は非常に深く結びついています。

基本的に脳は視界から入ってきた情報を元にバランスを取る動きを組み合わせ大脳から指示を出しています。

反対に小脳は記憶などの情報を引き出す役割を持っているため、バランスを取るための動きを引き出す働きがあり、最近の研究結果では、大脳より小脳の方が動きに関するシナプスの割合が強いともいわれています。

そのため高齢になればなるほど、身体の動きが鈍るのと同時に小脳の役割も連動して減ってしまい、反復運動の機能が低下して怪我や病気に繋がってしまうのです。

そこで太極拳を行うことでスローな動きを脳にも身体にも負担なく覚えさせ、役割を改善しながらしっかりとした身体の動きや健康に繋がっていくというわけです。

TRA-SUREではトレーニングに太極拳の要素も取り入れています!

TRA-SURE(トレジャー)では、機能改善の向上、機能低下の改善を防ぐために高齢者様向けに太極拳の動きを取り入れたトレーニング法を実施しています。

また、高齢者だけに限らず、普段のデスクワークなどで姿勢が悪くなっている方や動くことが少ない方、運動機能が低下してくる30代からの方などにも非常に効果的です。

しっかりと脳を使うことによって、バルクアップやシェイプアップを望まれる方にも運動の幅を広げられ、病気や怪我の予防、ストレス改善などにも繋がるので、ぜひ一度TRA-SURE(トレジャー)の太極拳の要素を取り入れたトレーニングを体験されてみてください!

今後もこのようなセミナーで学んだ情報を発信してまいりますので、気になる方は随時チェックしてくださいね!

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