習う立場から教える立場へ!研修しながら知識を深掘りする大事さ
最近、八代市で整体のサロンをされている方が「ダイエットコースを作りたい!」とのことでTRA-SURE(トレジャー)に研修に来られています。
内容は座学から実技、これまでの経験など。
普段のセッションとは違い、座学7割、実技もろもろが3割、本質やノウハウを求められることによって自分の知識も深掘りできる時間がとても増えていて、自分自身の成長にも繋がっています。
今回は、研修をしながら知識を深掘りしたことで思ったことや気付いたことをお話していきます!
気付き①「筋トレとエクササイズの違い」
何気なく使っている言葉であり、調べても違いがあまりでてこない筋トレとエクササイズ。
そもそも運動は「有酸素運動」「無酸素運動」が基本で、画像を見てもらうとわかる通り、種類や効果も違います。
しっかりと筋トレ・エクササイズ/有酸素運動・無酸素運動のフェーズ分けをしてお客様にもお客様にもちゃんと説明して理解してもらうことも重要だと気付きました。
例えば筋トレをする場合、重量を増やした状態で少ない回数をこなす場合は無酸素運動に区分されます。(100㎏のベンチプレスを2~5回上げるなど)
しかし、重量を下げて回数を上げることで同じ動きをしているのに有酸素運動に変化するのです。(30㎏のベンチプレスを40回)
もっとわかりやすく周知の知識でいうならば、長距離走が有酸素運動、短距離走が無酸素運動。
フェーズという観点から考えるとすると、初めはジョギング程度で走ると有酸素運動運動になりますが、そここから徐々にペースを上げ、全速力まで持っていったとしましょう。
そのなかでも有酸素運動から無酸素運動に切り替わる瞬間があるのです。このフェーズをお客様にも伝えて納得してもらったうえで、歩幅を合わせた指導を再度心がけるようになりました。
気付き②「栄養」
激しい運動などを行うと体内で活性酸素という物質が発生しますが活性酸素は身体の細胞を酸化しキズつけることで知られており、これを酸化ストレスといいます。
身体に悪いものではないですが、酸化ストレスは病気や老化の原因の一つとなります。
上記にちなんで走るという項目で例えてみると、短距離を走る人に比べ、長距離を走っている人の方が老けて見られやすいということが多くあります。
それはどうしても長い距離で激しい運動時間が長いため、酸化してしまうのです。
ですが、活性酸素とともにミトコンドリアが活性化するので痩せやすく筋肉も付きやすい状態になります。
これはエネルギーの構造上、仕方のないことではあるのですが、しっかりと栄養を摂取することで解決するのでしっかりと栄養に関する知識を伝えるのも大事なことだと再確認しました。
気付き③「トレーニングのフェーズ分け」
例えば、”脂肪が多く痩せたいと思っている人に重量のある筋トレをさせる”というのは運動という観点から見た時にダイエットではなく、筋肉を付けようのフェーズになってしまうので痩せるまでに遠回りとなってしまいます。
脂肪も減らして筋肉を付けて見栄えを良くしたいと思った際には、先ほどの走る工程でいうとジョギングとダッシュのちょうど中間に値するフェーズで指導するということになります。
3か月間のプログラムで例を作ると、最初の1~2週間は「導入期」で筋トレのフォーム定着や無理のないセッションで筋トレの楽しさを実感してもらう、3~6週間は「シェイプアップ期」で筋トレと有酸素の間である少ない重量で回数を増やし追い込んでいく、7~12週目が「スタイルアップ期」で筋肉の肥大を狙い強度を上げていくという流れになります。
もちろん万人にこれが当てはまる訳ではなく、血圧が高い方には違うメニューを組んだり、糖質を使うか脂質を使うかでも変化してくるので一人一人に合ったフェーズを含むメニュー作りがどれほど大切かということも再確認できました。
研修をする中で初心に返る
これまではいろんな研修に参加して勉強を重ねてきましたが、今回は研修する立場になってたくさんのことで初心に返れたように思えます。
また、研修されている方がお客様に対し、学んだことを活かせるように指導することで、豆知識だけというよりも自分の中で繋がっていってもらうために相手のニーズを捉えるようにもなれました。
感覚的には普段のお客様と変わりはないのですが、一つだけ気付いたのが『やる気がある人には自分の知識も引き出される』ということでした。
逆にやる気を引き出すことも我々トレーナーとしても重要なことで、よりお客様とのコミュニケーションを深めていかなければとも思いました。
今回の経験を活かし、今後もお客様一人一人の身体作りや健康に『最適』な栄養とトレーニングを心がけ、これからも皆さんのお役に立てますよう精進してまいりますので、どうぞよろしくお願い致します!