姿勢や歩行は筋力だけじゃない!「視界」を広げるだけで改善できる!?
最近、「姿勢悪い」「歩行がうまくできない」「歩き方がわからない」というお悩みを持たれるご年配のお客様が多く来店されることがありました。
確かに姿勢や筋肉の使い方は年齢と共に変化しますし、年を取るにつれ身体がうまく機能しなくなると小さい頃のように疲れるまで走り回ったりできない身体になってしまいます。
いろいろと改善策を実施する中で自分自身でもハッとさせられることがありましたので、今回は姿勢や歩行が筋力だけではなく、視界でも改善できたといった内容をご紹介していきます!
正しい歩行・姿勢とは?
まず皆さんは正しい歩行・姿勢というとどんなイメージを浮かべますか?
綺麗なウォーキングと印象を持たれる方も多いと思いますが、それは単なる歩行のスキルに過ぎません。
正しい歩行というのは、歩くために身体がちゃんと機能しているかどうかということになります。
冒頭でもお話した通り、個人差はありますが歳と共に身体の機能は低下していき、必然的に姿勢も悪くなってしまうことで「歩き方がわからない」という今回のような悩みに陥ってしまうのです。
正しい歩行をするには?
正しい歩行をするには、もちろん姿勢の改善が必須となります。
姿勢が悪くなる原因としていろいろな要因があるのですが、お客様は「身体が固くなった!」「筋力が落ちた!」と自己分析をされています。
しかし、そうでない場合がほとんどで歩き方を見ていると、しっかり筋肉は使えているのです。
今できることとして、真っすぐ立って腿上げ(ももあげ)をその場でやってみてください。
ちゃんと腿が上がる方は筋力が原因ではありません。では、いったい何が原因なのか?
それは『視線』です!
歳を取れば安全に意識が集中してしまい、転ばないように自然と目線は足の方にいってしまいます。
下ばかり見ていると身体に緊張が入り、機能する幅が小さくなってしまい姿勢が悪くなってしまうのも避けられない事実で、しっかりと視野を広げることで正しい姿勢で歩行ができやすくなるのです!
正しい歩行ができなくなる流れ
つまずきやすくなった→筋力が衰えた?→腿は上がる→筋力だけが原因ではない!
↓
つまずかないように下ばかり見ている→身体が緊張して機能幅が狭まる→姿勢が悪くなる
↓
視野の確認→視野を広げるトレーニング
↓
正しい姿勢で歩行ができる!
視界を広げるトレーニング
視界を広げるトレーニングとして、しっかり周りを見ることが最大のトレーニングです!
また、目で物を追ってみたり、首をちゃんと動かして周りの物を確認し、何の障害物があるのかを脳に認識させることが視界を広げるうえで重要になります。
お客様Aさんの場合、このトレーニングを行っていたところ、緑内障で通常の半分くらい視界が狭まっていて見えていないことが原因で身体に緊張が入り、筋力も衰えしっかり機能せず、足元ばかりに集中して姿勢が悪くなり、歩行の仕方がわからないという悪循環に陥ってしまっていました。
認識をする時も目を動かし、首を動かし、身体を動かして見るという動作をするだけで、視界も広がり、現在は歩行がスムーズにできるようなっています!
トレジャーで出来ること
歩行や姿勢が悪化する原因はもちろん視線だけではありません。TRA-SURE(トレジャー)では感覚器のトレーニングを行っております。
歩行や姿勢は何が原因でそうなったかをしっかり突き止めてあげないと治ることもありませんので、ぜひ一度トレジャーまでお越しください。
また、こちらで紹介しているリアライン・バランスシューズを活用しながら平衡感覚を取り戻したり、どこに重心が掛かっているかなどもわかりますので、歩行や姿勢でお悩みの方はお気軽にご相談ください!
今後も皆さんのお悩みに寄り添い、改善に向けて精進してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。