怒りやイライラをトレーニングに向ける!?感情のコントロールを利用しよう!

先日、ご来店されたあるお客様がプライベートで嫌なことがあったらしく、愚痴をこぼされていました。

私は聞くだけしかできませんでしたが、お話を聞いていく中でたくさんの気付きがありました。

人間にとって喜怒哀楽は必要不可欠なもの。

上手く感情をコントロールすることができればトレーニングにもその怒りを活かすことができるのではないかと。

今回は、以前学んだアンガーコントロールの知識を踏まえ、怒りやイライラをトレーニングに向けるとどのようなメリットがあるのか、感情をコントロールできないとどのようなデメリットがあるのかをご紹介していきます!

怒りの1期次感情と2次感情

怒りの本質は『1次感情』と『2次感情』に分けることができます。

1次感情とは、「起きたことに対して最初に抱く感情」のことです。これは瞬間的に出てくる強い気持ちで、起きていることに対して頭で考える前にわいてくるもの。(不安感・寂しい・大事にされてないなど)

1次感情は自分が本当に感じている本心ともいえるのですが、自分では気付きにくく、冷静に自己分析しないとわからない場合があります。

2次感情とは、「1次感情で感じた気持ちに対して感じる自分の気持ち」のことです。

2次感情は相手に対する行動や言葉となって表れやすく、自分自身の2次感情も他人の2次感情も比較的簡単に気付くことができます。表情や言動から簡単に読み取れるのが2次感情でその根底にあって見えにくいのが1次感情ともいえます。

怒りっぽい人の特性

・劣等感がある
・攻撃性が高い
・周囲からの評価が気になる
・根に持つ
・対応力が低い
・自己顕示欲が強い
・他人のせいにする

怒りは2次感情

前述の通り、怒りは2次感情といわれています。

怒りは他の感情と比べてとても強いエネルギーを持っていますし、言動となって外から見えやすいものですが、そんな怒りの裏側には、本来わかって欲しい感情である1次感情が隠れているのです。

自分でも1次感情に目を向けることができず、気付かないままだとイライラしたりカっとなったりした怒りの感情だけが表に出てしまうのです。

例えば、会社の営業先で新しい契約を取れそうだったします。

先方とも円滑にコミュニケーションが取れていて、いよいよ契約を交わすという時になって、急に先方が態度を変えて白紙になってしまったらどうでしょうか?

「今になって急に態度を変えるなんて馬鹿にしてるのではないか」と激しい怒りを感じることが多いと思います。

この時に感じる怒りは2次感情としての怒りで、上司から叱責されて自分の評価が下がってしまうのではないかという「不安」や信頼していた取引先に裏切られた「悲しみ」などが1次感情として考えられます。

別の例として、「子どもの帰りが遅かった」というケースを考えてみましょう。

子どもの帰りが遅くなって”心配”して待っていた時に、寄り道をして遊んできた子どもが悪びれもなく「ただいま」といって帰ってきたとします。

本来なら喜んで迎えるはずですが、「こんな時間まで何していたの!」と頭ごなしに怒ってしまうこともあるかもしれません。

この怒りの根底には、何かあったのではないかと「心配」の気持ち、子どもに自分の気持ちが伝わっていない「虚しさ」などの気持ちが隠れています。

1次感情を理解することが怒りのコントロールに繋がる

このように怒りという感情は単体では存在せず、不安・悲しみ・心配・罪悪・後悔・寂しさといったネガティブな1次感情を伴っています。

怒りはパワフルで目立つ感情であるため、怒りをコントロールしようとするとどうしても怒りばかりに目が行ってしまいますが、怒りの陰に隠れている1次感情に目を向けることがとても大切です。

自身の1次感情に気付くことができれば、「怒る」以外の選択肢をとることができるようになります。

さらに相手の1次感情に気付いて寄り添うことができれば互いに怒りをぶつけあうことなく、円滑なコミュニケーションが取れるようになります。

怒りのメリット・デメリット

私自身、怒るという行為は自分の価値観だったり、立場を守るために必要な生理現象だと思うので、これまでの説明を加味した中で必要だと思います。

怒るのを止めるというのはとても疲弊しますし、実際に怒るのをため込んで精神を病んでしまったり、爆発してしまった方を何人も目にしてきました。

怒るということはそれだけエネルギーが喜怒哀楽の中でも強く、それを抑え込もうとすること自体いろんな面で身体に負担がかかってしまいます。

逆に”怒り”が原動力になって事業を成功させたり、やるべきことをやったり、運動で発散させることによってダイエットに成功したりなど切り替え次第では大きな力を生み出すのメリットもあります。

怒りのデメリットとして、ため込むとストレスを感じ、自律神経が乱れてダイエットにとって逆効果になってしまいます。

怒りを抑えるトレーニング

イライラの衝動を抑えるためには、その場から離れたり、他のことに意識を向け深呼吸をするなどが効果的です。

その他にも普段からトレーニングを重ねることで落ち着きを早く取り戻すこともできるようになります。

怒りを抑えるトレーニング方法

・数字をゆっくり数える
・真っ白な紙を思い浮かべる
・好きなタレントやアイドルの名前を思い浮かべる
・落ち着く言葉を繰り返す
・今ここにいる目的を思い出す

メンタルの部分もトレジャーへご相談ください

TRA-SURE(トレジャー)では、トレーニングや栄養面だけではなく、お客様の身体作りへプラスになるメンタル面のご相談も受け付けています!

今回のテーマである怒りというマイナスな部分をしっかりとプラスに変えてあげることで信じられないくらいの原動力に繋がり、結果的に皆様の健康にも繋がると考えておりますので、お困りの際は遠慮なくご相談ください。

お客様一人一人の身体作りや健康に『最適』な栄養とトレーニングを心がけ、これからも皆さんのお役に立てますよう精進してまいりますので、どうぞよろしくお願い致します!

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